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2025.11.05

2025九州スーパーシニアカップ 男子は安河正彰 女子は福井和子が優勝!! 会場/小郡カンツリー俱楽部

 九州ゴルフ連盟(GUK)主催「第11回九州スーパーシニアカップ」は11月5日㈬、福岡県小郡市の小郡カンツリー俱楽部(男子5,700㍎・女子5,030㍎=パー72)で行われ、男子の部(80歳以上)は安河正彰(ミッションバレー・81歳)が3オーバー75ストロークで並んだ大嶋玄次(大博多・81歳)を競技規定(年長者上位)で上回って大会初優勝を飾り、永野勝利(周防灘・81歳)が1打差の76ストロークで3位、さらに1打差の77ストロークで前回覇者の瀧下幸治(ザ・マスターズ天草・82歳)が4位。
 女子の部は福井和子(ブリヂストン・78歳)が7オーバー79ストロークで並んだ田中惠子(愛野・71歳)を競技規定(年長者上位)で上回り、女子の第1回大会から連覇を果たした2021年以来4年ぶり3度目の頂点に立った。
なお、男子の21人がエージ・シュートを達成した。


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ジャパン王者が、再び九州最高峰の部門で輝く
 
 男子の部(80歳以上)は2015年日本グランドシニア選手権を制した安河が困難を乗り越え10年ぶりのビッグタイトルを掴んだ。
 3回の3パットを叩いた高麗芝のグリーンには苦戦を強いられながらも粘戦。16番(パー5)でバウンスバックを決めた前半を2ボギーで凌いで1オーバーで折り返すと、3番(パー4)でバーディが先行した後半を3ボギーで耐えホールアウト。クラブハウスリーダーに立ち後続プレーヤーの結果を待つこと約2時間、最終組で同年齢の大嶋と同スコアの75ストロークで並んだが競技規定(年長者上位)で上回って勝負は決した。
 日本一の栄冠に輝いた2015年の2年後に重い帯状疱疹を患い、左ひじや左肩から腹部にも広がるなど怪我に悩まされたベテランは「3年ほどクラブが握れず苦労した。左手の握力が18くらいになって、当時は250ヤードくらい出ていて自身があったドライバーの飛距離も一時は極端に落ちたけど、今日は自分にとって良いゴルフができたと思う」と積年の想いを遂げる結果に笑顔が弾けた。
 25歳頃からゴルフを始め、シニアプロを志し福岡県宮田町(現宮若市)役場を56歳で早期退職。プロの道は断念した現在もほぼ毎日通うという練習場「ベストゴルフチクホ」で磨きを懸ける。「ゴルフはマナーが一番大事。また、みんなから信頼されるようになりたい」と真摯に向き合い、芯で打つことを最大のテーマとして競技ゴルフに邁進して来たレジェンドは「もう一度、緊張感がある競技ゴルフがしたい。我慢しかないかなって、いつか良い日が来るかなと思ってやっていた」と感慨。数奇な運命か、自身最初のエージ・シュートを記録し今回80回目のエージ・シュートを達成した小郡のステージで完全復活をアピールした。
 
福井が粘りのプレーで4年ぶり奪還

 女子の部(70歳以上)を制したのは福井。新設された2020年の第1回大会から連覇した重鎮が4年ぶり3回目の栄冠を手にした。
 「ボールが上がらず」ショットに違和感を覚えたアウトコースは6ボギーを喫すも、休憩を挟んだ入った後半は12番(パー4)でバーディが先行するなど2ボギーに抑えて巻き返し「寒さで体が硬くなっていたのか、体の回転がともなっていないのに気がついた。今日はインタビューはないかなと思っていたけど、パートナーからも励まされたり、どうにか最後まで頑張りました」と笑顔。修正能力の高さを発揮した福井が同スコアの79ストロークで並んだ7歳年下の田中を競技規定(年長者上位)で退けた。
 夫の勧めで40歳からゴルフを始め、45歳の1992年に九州女子選手権を制すと55歳で臨んだ10年後の2002年には日本女子シニア選手権で日本一の栄冠に輝いた。
 日本選手権出場通算24回を誇り、現在所属のブリヂストンCCで女子の競技副委員長を務めるなど「ゴルフの良さをみんなに教えたい。下手になっても自分の責任と決断で判断能力が必要なゴルフをしているとボケ防止にもなるし、健康寿命にも繋がって仲間づくリも出来る」と後進育成への使命感を燃やす。ティイングエリアに立った瞬間にオーラを放つ凛としたパンツルックのいで立ちは不変。2カ月前の女子団体戦「西日本レディース」でもエージ・シュートを叩き出してチームを引っ張るなど健在ぶりをアピールした福井は「来年は70歳の方がどっと入って来るので、もう卒業かなと思っていた。優勝をさせてもらえるなら、今年が最後かなと・・・」。
 45歳で日本女子アマチュア選手権に初出場を果たした郷愁のステージでまたひとつ、新たなメモリーを心に刻んだ。

 

 
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