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2025.11.21

日本ミッドアマチュアゴルフ選手権2025 山下大介(長崎)が大会レコードの通算10アンダーで栄冠!!  会場/滝の宮カントリークラブ別子・赤石コース

 日本ゴルフ協会(JGA)主催「第29回日本ミッドアマチュアゴルフ選手権競技」は11月19日㈬から3日間、愛媛県新居浜市の滝の宮カントリークラブ別子・赤石コース(6,681㍎・パー72)で122人が出場して行われ、山下大介(長崎CC・34歳)が初日から首位を譲らず大会レコードの通算10アンダー206ストロークで完全V、九州勢では2007年の牛島中以来18年ぶり2人目の栄冠に輝いた。
 九州大会を突破した選手ら15人が出場した九州勢は、第2ラウンドを終え通算9オーバー・153ストロークに引かれたカットラインを7人がクリアして3日目の最終ラウンドに進出。優勝を果たした山下とともに通算3オーバー219ストロークで6位タイに入った今村大志郎(麻生飯塚GC・46歳)の2人が2026年大会のシード権を獲得した。
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2つの大会新記録を樹立
難コースを相手に異次元のプレーで猪突猛進

 愛媛県新居浜の地で開かれた日本ナンバーワンプレーヤー(25歳以上)を決する檜舞台。初日から首位を譲らず2位に8打差、2010年に田村尚之が記録した大会最少アンダーを3打更新する通算10アンダーを叩き出して完全優勝を飾った山下は「誰も僕が勝つなんて想像していないと思うし、正直自分が一番びっくりしています。必死にやっていましたが何もかもが上手くいって、まさかまさかの3日間でした」と格別の喜びに浸った。
 九州勢では2007年の牛島中以来18年ぶり2人目、さらに2019年に奇しくも熊本の佐々木徹が日本ミッドシニアゴルフ選手権を制した同じ舞台で再び、長崎の雄が凱歌をあげた。
 「タッチが冴えていて、ピンチらしいピンチのパーパットも殆どなかった。コースの距離が自分にはちょうど良くて、刻んだのは7番(パー4)だけです。あとは全部ドライバーで打てて、ロケーションも回りやすかった」という安定したショットに加え驚異の平均26パット(22、27、29)に収める持ち味のパッティングを武器に快走した。
 厳しい寒さと高速グリーンに苦しむ選手達を横目に8個のバーディ(2ボギー)を積み重ねた第1ラウンドで2位に3打差の6アンダー「66」をマークして単独首位に立ち、好調を維持した第2ラウンドも2バーディ・1ボギーの1アンダー「71」で一つスコアを伸ばし2位との差を5打に広げて迎えた最終日。3日間ともバーディを奪った相性の良い序盤の3番(パー5)とグリーンエッジから10㍍のロングパットを沈めた4番(パー4)で連取したフロントナインを1アンダーで折り返して盤石の態勢を築くと、バックナインは2バーディを奪って突入した最終18番(パー5)で全体トップの15個目となる有終のバーディを決めフィニッシュ。緊張感が高まる決戦の最終日を5バーディ・2ボギーの3アンダー「69」で上がって突き放し、影を踏ませず逃げ切った。

 
紆余曲折を経て掴んだ社会人プレーヤーの勲章「ゴルフ人生が変わった」

 長崎淵中1年からゴルフを始め、長崎明誠高から長崎国際大に進学。学生時代には3年時から2年連続で年間MVPを獲得するなど活躍した。プロへの道は断念したが、日本ミッドアマに初出場を果たした社会人ルーキーの2015年に5位の好成績を残し、その後は仕事が多忙を極めて一旦競技の第一線から離れるも、2022年に復帰して臨んだ3回目の檜舞台で最高のスポットライトを浴びた。
 34歳最後の日となった第1ラウンドと、自らの誕生日と重なった第2ラウンドまで同じ組で競った本競技最多4勝を誇る豊島豊とのペアリングに「距離も同じくらいなので、リズムも合っていたから回りやすかった。社会人の憧れみたいな豊島さんと初めて一緒にプレーすることが出来て沢山勉強になりました」。そのミスターミッドアマにも「今まで色んな人と回ったけど、こんなにパターが入る選手はみたことがない」と言わしめる、お株を奪うプレーで波に乗った。
 初参戦した2015年、表彰式で初優勝を飾って涙を浮かべる豊島の姿に願望の眼差しを向け続けていた山下が10年越しの悲願を成就した。

 プレーよりも緊張したという優勝スピーチでは「これからは、日本ミッドアマのチャンピオンとしてふさわしい人間、ゴルファーになっていけるように頑張っていきます」。優勝者に付与される5年間のシードに加え「日本アマチュアゴルフ選手権」と国内メジャー「日本オープンゴルフ選手権」の出場権を得た2026年シーズンへ「ゴルフ人生が変わった。初めての日本オープンでは妹(愛さん)にキャディを頼んでみようと思っています。忙しくなりますね」と希望を膨らませた。
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